生きるを見る

Animalsー

Feel

世界のあらゆる地域の生命体

新たな発見とエネルギーを受けとって

いや、見ているな・・

どんな いきもの達 がいるだろう・・

サーバル

●体長/60cm~100㎝ 体重/8~18㎏●生息地/サハラ砂漠の以南アフリカ大陸 湿地帯の葦や低木林・高草木地帯●特徴/耳が大きく小動物(土中の鼠)の動きを感知する。足が速く木登りが得意。体の高さが60cmとすると約3Mのジャンプをして獲物を捕らえることがある。●寿命/野生では10~12年、飼育下では13~20年  ●限られたスペースの中を右へ左へ少し跳ねるように忙しなく行き来し落ち着かない様子だったが、夏は流石に暑いらしく隅に座り込み口を開けじっとしている姿が見られた。

スナネコ

●体長/39cm~57cm 体重/2~3kg●生息地 /西アジア、中央アジア、アフリカ北部の砂漠地帯

●特徴/体は砂漠に溶け込む灰黄色をし「砂漠の天使」と言われている。耳に砂が入り込まないように毛で覆われ、夜行性(獲物を探す)の為大きな三角の耳をし、土中の虫や鼠の動きを聴き、又50m先の音を捉えるほど聴覚が発達している。足裏も高熱から守る為毛で覆われている。見た目がとても愛らしいが敏感で強暴な為ペットに向かない。鳴き声はギャオ..と意外な低音

●寿命/野生では10年以下、飼育下で10~12年

マヌルネコ

●体長/約60cm 体重/3~5kg●生息地 /シベリアやチベットの寒い(-50℃の事もある)高地

●特徴/丸い耳と短い脚、長毛で覆われている。(冬には更に多くなる)約600万年前から存在する最古のネコとされる。多くのネコ科は瞳孔が細くなる種が多いが丸いまま収縮する。興味を示して近寄る際に顔をカクカクさせロボットのような動きをする。

●寿命/野生下では約5年、飼育下では11~12年 ●実際に首と体を一時停止させながら興味を示したものに近づいていく姿が少し滑稽に映る。

ピューマ(クーガー)

●体長/100cm~200cm 体重/60~100kg●生息地 /北米の中南部 南米の森林地帯、湿地、高地、半砂漠地帯●特徴/黄褐色 耳と尾の先だけ黒い●寿命/野生では12年以下、飼育下で20年●他/単独行動で縄張りが9kmに及ぶこともあり他の種ジャガーと重なり争いになる(ジャガーの方が一回り大きい為優勢とされる)

スマトラトラ

●体長/150cm~180cm 体重/約150kg●生息地 /インドネシア、スマトラ島の熱帯モンスーン林●特徴/トラの中では最も体が小さい。水を嫌わず木登りも得意で単独行動をする。黄色がかった赤褐色をし、体の黒い縞の数が他のトラより多く幅が広い。森林伐採開拓により生息地が圧迫され、又密猟によって数が減っている絶滅危惧種。●寿命/野生では約15年、飼育下で20年

ブチハイエナ

●体長/120cm~160cm 体重/50~80kg  ●生息地 /アフリカ・西南アジアの乾燥した平地

●特徴/首回りと背の前方の毛が長めである強靭な顎(約400kg)を持ち、他の動物が食べきれなかった骨も砕き強い胃袋で消化させる。獲物の残りものを食している印象があるが群れで捕獲する率約70%とライオンよりも高く走るのも時速約60kmと速い。後ろ脚が前方より短い為重心が下がってみえる。メスの方が身体が大きく群れを率いて穴で生活する。全体が犬のようにみえるがジャコウネコ科に近い。高い音で人が笑っているような鳴き声をするため英名で「laughing hyena」と呼ばれている。

●寿命/野生では10~20年以下、飼育下で20~30年●他/群れで襲っている強暴なイメージがあったが檻の中では黒い瞳を向けながら何度も往復している姿は形が少々違う犬の様人懐っこい感じさえした。おやつタイムの骨を砕く姿は硬い物にみえない程易々と平らげていたのが印象的だった。

フタユビナマケモノ

●体長/60cm~70cm 4~8kg ●生息地/中南米の熱帯雨林

●特徴/二つのかぎ爪、三つのかぎ爪の二種。ここから名前はフタユビナマケモノと呼ばれている。つかまる力がとても強く細い枝でも上手に渡りぶら下がったまま食べる事ができほぼ樹上で生活する。胃袋を4つもち消化に時間がかかるため、週に1度~長いと1か月に1度だけ地上に降りて排泄をする。食べる量が少ないのでエネルギーを使わないようじっとして動きもゆっくりである。地上に降りた際肉食動物に襲われたり空からは猛禽類が狙っている。

●寿命/野生では約12年、飼育下で約30年

ミナミコアリクイ

●体長/53cm~88cm 体重/3.5~8.5kg ●生息地 /南米~カリブ海 アンデス地方の東部の森林(ジャングルからサバンナまで広く分布)

●特徴/白と黒のツートンカラーがベストもしくはレスリングウェアのようで見た目が可愛い。強固な前爪を持ち昆虫の巣を壊したり闘ったりする。その闘い時の威嚇のポーズ立ち上がって(長く強い尾が支えとなる)両前脚を開く姿がバンザイしているかのように見える。●寿命/野生では7年以下、飼育下で8~12年
●他/樹上から尻尾を木に巻きながら慎重に降りて来た。いつもの飼育員さんの横に見慣れない人(私)を珍しそうにのぞき込んで来た。人懐っこそうにも見え触れられそうな距離だったが聞いてみると強力な爪を持っているので私達も念のために厚めのゴム手袋をしているんです、と見せてくれた。長いカーブを描く円筒形の鼻の下、口からは細長い舌を伸ばし食している姿を見る事ができた。黒いチョッキ(の様)な姿は愛らしかった。舌は約30cmもあるそう。

 

ワオキツネザル

●体長/39cm~46cm  尾56~62cm ●生息地 /マダガスカル島とその周辺の島 森林近くの乾燥地帯等

●特徴/背面は灰色・灰褐色で目の周りは黒っぽく顔や腹部は白っぽい 尾の先は黒色で輪の模様の尾をしていることから「ワオ」と付いた。20頭位の群れで暮らしメスが率いる。オスは脇下、手首の液腺からでる特別な匂いを樹々につけてアピールする。メスも縄張りを示すため匂いや鳴き声でアピールする。鋭い爪と牙をもち3m~5mの樹々の間を軽く飛び回る事ができ、又地上では長い尾を高く上げて体を横に向け飛び上がりながら移動する。体温調整が難しいため晴れた日にはお腹を少し反りだして日向ぼっこする。●寿命/野生では20年以下、飼育下で15~25年

●他/よく陽にお腹を向けている姿を至近距離で見る事ができる。夏の暑い日は、人が歩いているのにかかわらず道路ど真ん中にお腹をつけてじっとする様子があった。飼育員さんによると日陰にお腹をつけて少しでも涼んでいるという事だった。目が黄色で大きい目愛嬌のある表情をしている。


コモンマーモセット

●体長/20cm~30cm  体重/200g~300g ●生息地 / ブラジル北部~南東部 熱帯森林以外の乾燥した地域、飼育者から離れるなどして地域は広い

●特徴/耳周りの白い房毛 家族単位で行動し父親が子を背負い世話をして母親は授乳時にやってくる。行動範囲は臭い付けをして存在を知らせる。知能は高いが臆病で神経質なため飼育下では寿命が数年短くなる。また繁殖性も高くヒトと似ていることから行動研究や実験にされている。 

●寿命/野生10~15年、飼育下で7~15年

●他/小さな体、顔は人の様で道もすばしこく横断し(気を付けないと踏みそうになる)あっという間に樹に登っている。木の実を食べている間も口を細かく動かしながらも目で周りを確認している姿を見て取ることができた。飼育員さんがこっちにいるのがお兄ちゃんでこっちがお父さん..と紹介して下さったが一見同じように見えてしまう。顔を見れば見る程ヒトの子供のようなおじさんのような…

ラクダ

●体長/約300cm  体高/180cm~200cm  体重/450~690kg ●生息地 /野生はゴビ砂漠 家畜としてアフリカ北部・東部 西アジア・南アジア(内の90%がヒトコブラクダ10%フタコブラクダ)

●特徴/コブには脂肪が詰まっており食べものの摂取ができない時のエネルギーの源となり又暑さから腹部を守る断熱としての役割もある。その為消費されるとしぼみ、コブがしっかり立った状態は栄養状態が良い事を示している。長い脚も地熱から体を守っている。厚い毛皮で低温から身を守り体温が34℃~40℃と調整が利く為暑さ寒さに強い。砂が目に入らない瞬膜、鼻の穴を閉じる事ができ、食物もサボテンといったとげのあるものを反芻しながら食べ、塩水も飲むことことができ厳しい環境の中を適応している。絶滅危惧種、現在の殆どは家畜(運搬・毛皮・乳用)として生存している。

●寿命/20年~30年(野生下の方が長生きする)●他/実際見ると長いまつげ(砂から守る)をし、柔らかそうな口をもにょもにょ少し白い泡のような唾液をつけ動かして餌を催促する姿が印象的で興味をそそられた。コブは冬場は長い毛で全体が丸く見えたが夏は短くなり消耗していたのか尖ってみえた。今迄ラクダをじっと見たことがなかったので、見れば見るほど顔は可愛く環境に合わせた結果こういう体形になったのかと不思議な気持ちになった。検索してみるとラクダミルクというものがあり免疫力の強さから栄養価も高いとあった。気軽に飲んでいいものか分からないが一度味わってみたいと思った。


*毛がふさふさとあるのは12月末、少し骨ばった体に見えるのが8月に撮ったものです

キリン

●アミメキリン 体高/約450~580cm    体重/750~1500kg ●生息地 /エチオピア・ケニア・ソマリアの草原、川の近く /  マサイキリン 体高/550~600cm  体重/900~1900kg ほか種ではアフリカ南部・東部に生息するキタキリン、南アフリカ・ナミビア・ボツワナに生息するミナミキリン、同キリン種として背の低いオカピがいる。

●特徴/ 動物で最も背が高く、首は約2m(頸椎は人と同じ7本)もあり(進化したという説あり)、他の動物では得られない高い樹の葉を食べる事ができる。又この時に使う「舌」も約40cm!あり葉を巻き取って食べる。胃袋は牛と同様4つあり反芻して消化していく。

・アミメキリンは名の通り体に茶の網目模様をしており肉食動物から分かりにくい(色の認識力が弱い為)保護色になっている。マサイキリンは不規則に薄い色で星型に似た模様が特徴。

そうして高血圧。この高さにある頭(脳)に血液を送るため心臓が大きいとある。壮大な草原地帯を歩く姿は、同じ側の前脚と後ろ脚を踏み出している。走る時は前と後ろを交互に出し、時速にして50km~60km! 鼻腔はらくだと同様砂が入るのを防ぐのに閉じる事ができまつ毛も長い。視力が特に良く(当然ながら遠くが見える)、耳がいい(目も)シマウマなど草食動物と群れになることで互いに身を守っている。鳴き声を聞いたことはないが、牛のような声らしい。

そしてこれも天敵から身を守るため立ったまま寝る、睡眠時間も1~2時間ととても短時間。

●寿命/ 野生では10~15年 飼育下20年~25年 立ったまま出産(約2mの高さから落下)される赤ちゃんの半数はなかなかこれに到達されない厳しい環境だ。


*人参をもらうのにべろんと出された舌は想像する色とは違った灰色。陽射しから守るためメラニンが多くなっているそうだ。

ゾ ウ

●体長/アフリカゾウ4~6m  体高/3m~3.8m 体重/5~7t   アジアゾウ3~4m  体高/2.5m~3m  体重/2.5~3t
●生息地 /アフリカゾウ/エチオピア、ガーナ、ギニア、ケニア、タンザニア、中央アフリカ共和国、南アフリカ共和国  アジアゾウ/インド、インドネシア、カンボジア、スリランカ、タイ、マレー半島、ミャンマー、スマトラ

●特徴/何といっても大きな体と筋肉でできた長い鼻、アフリカゾウは大きな耳をもつ。長い鼻の元には約5kgの脳を守る約500kgの頭それを支えるのに太い首となったと考えられる。「鼻」はよく動き、

・草や高木の葉まで伸ばして食べる事ができ又小さな物をつかむ・ゾウ同志で絡ませて挨拶をしたり触ったりしてじゃれたりスキンシップをとりコミュニケーションをとる・鼻を高く上げて臭いを嗅いで情報を得る・水浴びをするのに体にかけたり、飲む時に口に水を運び、又皮膚の保護に砂をかける・枝を使っておでこを掻く様子が見られたこともある(飼育下)・音を出して合図、会話をする・・等々 人の手のような働きをしている。鼻の巻く方向で利き鼻(右,左)があり、子供のゾウでは(指しゃぶりでなく)鼻しゃぶりする姿が見られるそうだ。

経験値の高い高齢のメスゾウをリーダーにして「群れ」で食べ物・水を求めて移動する。経験として場所の記憶、襲ってくるライオンや人間を察知し知らせることでばらばらにいたメンバーが集まることができる。オスは15才位で群れを離れ2.3頭のオスのグループで過ごす(その中のリーダーに指導を受ける)。

「高い知能」・協力し合う。大人のゾウで見慣れないゾウや襲ってくる動物へ威嚇攻撃をする ・擁護する。ケガをしたゾウや子ゾウを敵から守る ・なだめたり面倒をみる。倒れたゾウを起こしたり、親を失ったゾウの世話、ささった矢を取ろうとしたり.. ・死を認識し悼む姿をみせる。鼻で体を撫で、草や土をかけたりゾウによっては骨を持ったり、又死んだ場所へ期間があいても繰り返し訪れる姿が観察されていて感情が豊富だと知ることができる。

ヒトには聞こえない低周波の音を使って空気の状態(その時の環境)によるが、数十キロ離れたゾウと会話したり音に違いをつけて意志疎通をとる。(低周波の会話では、オカピやキリン、水の生きものではクジラが知られている)

姿かたちは全く違うがヒトと共通する点、ヒトと違った超越する能力をもっていることが分かる。更に解明されることが出てきそうだ。

●寿命/野生下約40年 飼育下約20年


カ バ

●カバ体長/3.5m~4m 体重/オス約1.5t メス約1.3t ・コビトカバ体長/1.5~1.7m 体重/170kg~270kg(カバより小型で頭部に丸みがある)   ●生息地 /カバ:サハラ砂漠以南 コビトカバ:西アフリカ(ギニア,コートジボアール,シエラレノエ) 

●特徴/地上でゾウの次にサイかカバかという程の大きさ。全身は硬い皮膚で覆われているが表皮が非常に薄いため乾燥するとひび割れた状態になってしまう為一日の大半を水中で過ごし、皮膚からはピンク色の粘液を分泌し紫外線や細菌乾燥から保護している。水中にいても目・耳・鼻が一直線に並んでいるため周囲を見渡すことができる。縄張り意識がとても強く入ってくる者には容赦なく、口を約150度開いて鋭い犬歯(草木をかみ砕くのにすり減るためずっと伸び続けている:30cm程になることもある/歯は36本~40本ある(ヒトは32本))で狙ってきたワニを襲う程の凶暴さがある。地上で突進した場合は時速約30km~40kmもあり衝突するとひとたまりもない(衝突だけではないがヒトがライオンに襲われるよりカバの事故の方が圧倒的に多いとある)

メスと子の15頭位の群れになり優位なオスがその周りに縄張りをつくるが乾季になるとその群れが結合し150頭ほどにもなって水に浸かっている状態となる。(オスは単独行動)

体が大きい割に小食で水中からほとんど動かないことでエネルギーの効率をよくしている。

一方のコビトカバは森林の皮や沼の水辺に単独で暮らしている。

動物園で見るカバは水中か陸でのんびりゆっくりとした姿しか見たことがないが自然界での厳しい姿に更なる興味が湧く。(そういえば園では声を聞いたことがない)

●寿命/野生下約20年 飼育下約40年


コビトカバ

ホッキョクグマ

●体長/オス2.5m メス2m 体重/オス約350kg~800kg メス約200kg~350kg(←オスとメスでは倍ほどの差がある)

●生息地/ ノルウェー・アラスカ・カナダ北部・ロシア北部 

●特徴/ 海に暮らす海生哺乳類 見た通り体の割りに頭が小さく体毛は透明、光の屈折で白く見える。

アザラシが好物。(氷の間に息継ぎで顔を出したところを狙う)シロイルカ、セイウチ、魚や水鳥も捕食する。お尻が丸く張ってみえると栄養状態はよく腰から直線的に落ち込んでいるのはその反対である。氷は分厚すぎるとこれらの生きものが捕えにくくなり、薄すぎると体重によって割れてしまうので氷の状態で生命に関わることになる。又獲物を捕らえるために泳いで移動するがその際、特にコグマ(母が育てる)がいる場合は長く泳げないためこの氷が貴重な休息場所となる。コグマの半数までとはいかなくとも命を落とすものも多い。驚きなのが記録ではあるが、最長の移動距離が687kmとある。相当な体力と過酷な環境というのが垣間見える。動物園で見て愛嬌なイメージとは違って獰猛である。

温暖化によって獲物が減り捕れにくいこと、氷の状態で生きにくくなっている。絶滅危惧種。

世界的に温室効果ガスの削減や残留性有機汚染物の制限を試みている、私達生活では節電を心がけることが歯止めをかけるひとつとなるようだ。

 

●寿命/ 野生下約20年弱 飼育下約25年~30年

 

ペリカン

●体長/約160cm(羽を広げると約250cm~300cm!)体重/約10kg 口ばし/約45cm

●生息地/中央アジア沿岸、ヨーロッパ南東部、アフリカ北東部

●特徴/口ばしの下の喉袋は皮膚でできていて伸縮性がある。水約10L~14Lまで入り口ばしの隙間から水を出して魚を食べる。又口ばしを網のように使い集団で追い込み漁をして捕らえる。魚も食べるが口に入る鳥(鳩..)を食べる事もあり活動的。繁殖期になるとピンク色になる。

(K)で飛行ショーを見ましたが一直線に大きな羽を広げてやってくる姿は躍動感がありユニークな表情を間近で見る事ができました。興味深い鳥です。

オシドリ

●体長/40~45cm 体重/0.5~0.6kg

●生息地/ロシア南東部、朝鮮半島、日本、中国

●特徴/冬~春(繁殖期)の色が美しく時期が終わると夏場は雌と同じような地味な色エクリプス(日食・月食の意)という状態になる。只口ばしの色は紅色で変化しないので雌の灰黒色と区別することができる。ツガイでいる事が多い事からおしどり夫婦の言葉の由来となっている。

 

オーストラリア ガマグチヨタカ

●体長/35~50cm 体重/約0.3㎏

●生息地/オーストラリア、タスマニア

●特徴/樹に溶け込む羽の色 待ち伏せして狩りをするのであまり動きがない。緊張すると更に動かなくなり樹と同化する為擬態化する。夜行性。

実際見ている間、一羽は目を見開いたままもう一方は(一見顔がどこにあるか..と思わせる)口を開き上を向いたままで見ている側の(クスッとした)笑いを誘っていました。

 

フラミンゴ

↑ ヨーロッパフラミンゴ

●体長/約100~120cm(羽を広げると約~cm)体重/約3kg 口ばし/約cm

●生息地/アフリカ、西アジア、南ヨーロッパ、中南米の塩湖やアルカリ性の湖(捕食者の接近が困難な乾燥地)

●特徴/ピンク色の体で水かきのある長い脚と長い首を、頭部は濾過摂食に適応した特別な形態の口ばしを持つ。休憩時は脚一本で立つ。数千羽から約万羽の群れを成す水鳥である。

ピンク色である理由に①二枚貝や甲殻類・食べ物に含まれる色素(スピルナ)②羽に防水効果を付けるためにしっぽの付け根から出る油の色からであるとのこと。

カラス

↑ ハシブトガラス

●・ハシブトガラス 体長/約56cm 体重/約600~800g ・ハシボソガラス 体長/約50cm 体重/約500g ・ミヤマガラス 体長/約47cm 体重300g~500g ・コクマルガラス 体長/約33cm 体重/150g~270g・ワタリガラス 体長63cm 体重/1kg

ほか世界で約40種いるとされている*名前にある「ハシ」は口ばしを指す

●生息地/南極と南米南部の一部を除くあらゆる国

日本でよく見られるハシボソガラス(*以下カラスを省略)は農耕地、ハシブトは森林地帯と都会

●特徴/ハシブトは口ばしの上下の幅がありカーブを描いている。地上でぴょんぴょん跳ねて歩く。一方ハシボソの口ばしはやや細く地上ではてくてく歩く。両者体全体(目も)黒く(光を通すと実際は真っ黒ではないが黒くみえる)、紫外線を吸収して体を保護している。幼鳥期の口の中は赤い・コクマルは鳩位の大きさで頭部と腹部が白く国内では北海道の農耕地の限られた場所に少数したこないので殆ど見られることがない。

雑食(果実・死がい・虫 等)でハシブトは特に高カロリーのもの(肉類)を好む(鶏や鳩より味覚が発達している)。非繁殖期は群れで行動しているが繁殖期になると2羽となりナワバリを探す。寝ぐらでは周囲の危険を察知しやすくするため群れで過ごす。

声音の種類が多く回数や間隔で意味をもち情報伝達能力が高い。記憶力がよくエサをくれたヒトの顔、食べ物がある場所、よい住処の樹など実験によると1年は記憶を持続しているとある。アメリカガラスを羽の生えたサルと言われているのにも納得がいく。

実際公園でよく見かけ様々な声を聞く、又子ガラスがいた為か黒いキャップをかぶっていた為か頭に強烈なアタックを受けたことがある。後頭部を見せない方が良いらしい..

●寿命 ハシブト約20年 ハシボソ約40年

左:オシドリ   右:クロエリセイタカシギ

「 こ と ば 」

「コミュニケーション」

動物園、池、公園、又飼われている生きものを見ると、何をしているのか何を思っているのか何を発しているのか興味が湧く。ヒトは「ことば」や「文字」(など書くこと)しぐさを使って意思を伝えるがどうなんだろう・・喜怒哀楽は・・

「鳴き声(音)」「ジェスチャー」「匂い」「色」

「声」

2種類の声を同時に出して仲間の声を聞き分ける皇帝ペンギン、鳥は脊椎動物の中で声帯の筋肉を速く動かせる筋肉を持ち声色を変えてその組み合わせで情報を伝えることができるとある。又ヒトや天敵には聞き取れない高い周波数を使うフィリピンのメガネザル、ハチドリ然り、サメ・サンショウウオ・エイ・ナマズ・ハリモグラ・カモノハシ..は電気信号を使う。

 

「におい」

身近に見るイヌは、出合った時に相手(イヌ同士やヒト..)の健康状態や環境を知る。上記にあるワオキツネザルは臭いを分泌する腺をもち、ブチハイエナは優劣までも知る。サイはにおいで性別、年、繁殖期の状態、健康状態を知り、ビーバーは・・

 

「ジェスチャー」

霊長類(ゴリラ・チンパンジー・オラウータン・サル..)は声と共に腕や手を使ってコミュニケーションをとる。ゾウは手の変わりに鼻、体を動かす。

 

「色」

イカ(特にアオリイカは自在に変化させ一続きでことばに似たメッセージを出すらしい)、カエルやヘビ(種類)の原色で捕食すると危険(毒)だという事を示している。(←自覚はないだろうが..)

またホタルや海ホタルといった「光」でメスに合図を送る。

 

といった具合、単純にこれらはほんのごくごく一部であって、

ヒトがイメージする「ことば」とは違った伝え方になるが、生きものが二匹(頭)以上の時(動物の環境によって他の生きものの声と様子で情報を得る)に、本来ある遺伝的な能力や経験から生きていくために自然と発せられていると分かる。「こんにちは、お元気ですか?」と人間語だけでないだけ… それでは違う生きもの同志ではコミュニケーションが取れないのか?となるとそうではないと、特に生きものを飼ったことのあるひとは容易に思えるだろう。NATIONAL GEOGRAPHIC に「動物とのコミュニケーションに共通のことばはいらない。意図を伝え合えばいいのだ・・」という下りがあり納得した。その生きものが高等であればあるほど互いによく見て感じとりケースに合わせて記憶ができ意図をくみ取ろうとする、その身近なイヌやネコ、園で見るゾウや霊長類、水中のイルカや場合によってはクジラだって意思をもち意図を示す姿が見受けられる。と同時に知り得ないことばで本当は人間にたくさん語りかけているのかもしれない、そして同じ種同志で私達のことを語っているかもしれない。

一方、ある日(人の)言語学を研究している話しを聞いた。例えばイルカのコミュニケーションとされている考えは違うというものだった。音であって単語と単語を結び付けていない(文節になっていない)からだそうだ。また一方の鳥のことばを研究された方の内容は(この言語学の研究している話しの通り)、状況によって音(単語)の組み合わせで意思を伝えているということが分かったという事だった。

特に群れを成して生きるには、それぞれの種のコミュニケーションは不可欠のようだ。

どこかの本にそれができるようになったと同時に争いも生じるようになったという文章が印象的だった。

クラゲ

クラゲは約3100種以上。日本では約200種であらゆる海で夏場に見られる。(種類によっては通年)多くみられる全体は白くて透明ミズクラゲは傘に見える中に4つの輪がありそれは胃であり捕食する透けて見える。傘の周りには8つの感覚器が等間隔にあり明るさや体の傾きを感知し更に細かい触手があり、その中に刺胞という毒のトゲがある。

何といってもあのフワフワと泳いでいるように見える姿、あれは自分では泳げず潮の流れに漂った状態だそうだ。日本の書物古事記に「海月」として登場する、触れると大変な思いをするが幻想的で漂う姿に癒しされ時に魅了される生きものだ。因みに刺されたときには真水をかけるのではなく(かえって毒の回りが早まるらしい,,)、海水で洗い流して病院へ行くのがよいそうだ。

寿命は約1年。

ただ、べ二クラゲは不老不死。水中で漂えなく(*泳げなくなるという表現もあり)なると沈み、団子状になりまたむくむくと再生するそう、何とも不思議な存在。

アザラシ

●体長/約1.5m~1.8m ●生息地 /タテゴトアザラシ北極から北大西洋を移動しながら生息する、ゾウアザラシ南極周辺、ゼニガタアザラシ北海道近海

●特徴/種類は約19種類おり、子供は陸で生まれその場所によって保護色として色が異なる。ゴマアザラシは氷の上で黄色みがかった白色、ゼニガタ(*以下省略)は岩場、ミナミゾウは砂場..で捕食者から身を守る。生まれて1週間程で体が大きく成長し約2週間で親から泳ぎ方、魚の摂り方を学んだ後は単独となる。水中を垂直に浮上できることもあり水族館ではドーム型を設置して見られるようにしている所もある。カニクイアザラシは蟹を食べるわけでなく口周辺が少し赤味を帯びていることから蟹を食べているように見えたことでこの名がついたようだ。実際はオキアミを食べ歯の隙間から水を吐き出す仕組みとなっている。(歯だけを見ると強暴な生きものの様である)

実際見てみると真っすぐな態勢で水中で眠っているもの、見物用の小さなアクリルドームの中に身を丸めて眠っているもの、斜めに浮上横に同じく、また水面から顔をのぞかせているもの(小声で呼びかけるとちゃんと振り向いた)それぞれがのびのび自由に過ごしている様子に目移りしつつ癒される愛らしい生きものだった。

シロワニザメ

●体長/3m~4m ●生息地 /西部大西洋、インド洋、地中海、南日本海域等の浅瀬から水深200mまでの海

●特徴/少し開いた口から細長い鋭い歯が覗き「JAWS」(ホホジロザメではないが)に出てくるような恐ろしさを感じる。上顎には約30本で下顎は約20本ある。が実際のところ性格はおとなしく夜行性で人を捕食することは少ないとされる。夜に群れになって群れになっている魚を捕食する。この歯、数週間に一本抜け落ち新しい歯は歯茎の中をすべり動き先端で起き上がって生えるとある。サメ(約500種)やエイ(約600種)のヒレは板状に並んでいることからバンサイ類と呼ばれている。ワニザメは水面に顔を出し空気をとり込んで浮袋をもたない代わりに胃袋に空気を貯めて浮力を得ている。そしてサメは臭覚に優れている。しながわ水族館にあるサメ水槽にティースプーン一杯の血液で嗅ぎつけられる感覚、ということだそうだ。(水族館説明より)

実際見てみると水槽底辺りでじっとしているか、目の前こちら側を見ていくようにゆっくりと回遊している姿が大きな水槽に存在感を放っており見入っていた。

ここまでご覧いただきありがとうございました!

写真は神戸どうぶつ王国・埼玉小動物公園・姫路セントラルパーク・

東京上野動物園・アクアパーク品川・しながわ水族館で

出合ったAnimalsー

少しずつUPしていこうと思います☺

*** ここに挙げている内容は、動物園で合ったいきものをもう少しだけ知りたいと思い、本やネット、実際に見ての感想を簡単にまとめたものです。偶然このページを見て下さった方に少しでも興味をもっていただき、可能であれば世界各国からやってきてくれた動物を実際に見てほしいな・・と思っています ***

<参考図書>

・「言葉をつかう動物たち」エヴァ・メイアー(阿部恵子訳)・「ゾウが教えてくれたこと」ゾウオロジーのすすめ 入江尚子 ・「カラス学のすすめ」緑書房 ・「にっぽんのカラス」松原始 ・「動物の箱舟」絶滅から動物を守る撮影 ジョエル・サートレイ(関谷冬華訳)NATIONAL GEOGRAPHIC ・「動物の心」 〃 ・「動物の言葉」〃  ・「ゾウの鼻 ウサギの耳」 ・サメ図鑑 田中彰監修 ・ウィキペディア ・どうぶつの赤ちゃん第2期 むらたこういち監修 ・「絶景のシロクマ」

 

 

<余談>

カラスは日頃から気になっていて詳しく知れるのか..と図書館に行くとそれなりに本もあり、研究会(同好会だったか,,)もあったりでちょっとした驚きだった。/「ゾウが教えてくれたこと」は、タイで実際に観察研究されたことなど興味深い内容。/「動物の箱舟」絶滅危惧種の写真は今にも動きそうな体・表情の一瞬を捉えた”生命体”とても美しく図書館で見かけるとついつい開いてしまう。/日頃お世話になっている牛・豚の本を探してみるが見当たらない。(動物学という種でないのかも)家畜とされる牛はCO2を大量に吐き出しているとか、人懐っこくて賢いいきものだと聞く。よく思う。人が死んだら天国か地獄かより生まれ変わって牛や水槽の金魚になったら… /上記のシロクマの本(氷の彩が美しい)を見ながら思い出した。星野道夫のシロクマの写真—

 

https://www.soraomite.net/

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