空をみて

最近の夕涼みの散歩、幹や葉っぱや音に土や一昨日は草刈り後の香…を感じている間にやはりすっかり暗くなっていた。といっても集いの公園にはちゃんとライトがあるので舗装の道はそれなりに明るくて足取り変わらずに進むことができる。それを少し遠くに見て不確かな草の上を歩くと柔らか、香りを大きく吸い込んで足に乗っかってくる刈られた草を一歩一歩蹴り上げながら、子供より今はこどもかもな..と思ったりした。花火の煙の匂いが漂ってくる。さらに遠くで家族連れの多くの人達が火の明りを楽しんでいる姿が見えた。去年は強風で中止になったことを思い出してその各々の小さな喜んだ花火を見て今年の花火だな、としばらく眺めていた。

気まぐれさんぽ。ライトの下にひっくり返り脚をじたばた鳴いている蝉を見た。これは茶より薄目でやや小さめニイニイゼミかな..と近くにあった小枝を手に取り捕まる余力はあるかやってみた。ある。枝が細すぎて二度ほど落ちたが次にしっかりついたので樹の傍においた。少しだけほっとして再び歩き出した。テニスボールの爽快な弾く音を聞き行くと今度は道にほぼ止まりかけの幼虫に会った。これはこれでランナーや自転車にひかれるなと、まずは生きているのか?と見ること抜け殻ではないことが分かりこれまた避難(人である私側からみて)させる。(後日、一人の女性もかがんで動かないので見ると同様だった)

売店近くに来た。向こうを眺め談笑しているカップルがいた。目先が変わらないので振り返るとずっと向こうにさっきよりは大きな花火の煌めきが目に入った。確かに歩いてきた道中、上空でセスナ(かヘリ)が飛んでいたな、これか..

10分位だったか時々上半分、時々高く上がった幾つもの花とドンという遠くにいる体にも感じる響き、パリパリと炸裂する音を嬉しく思いながら眺めた。行きかう人も足を止めていた。

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