空をみて

最近のブログが「先日」のこと が増えてきた。

先日、毎年中学校では合唱コンクールが行われる。いつもは十月だったのが感染症の影響で三月となった。その日足早に冷たい雨の中向かった。

体育館では既に子供達は席につき私達と同じ位に座高が高くなった後ろ姿を見ながら保護者も始まりを待つ。始めの歌は学年全員での合唱、次から各組の合唱。男女とも声変わり期とあって曲紹介もアナウンサーのような落ち着いた声に、誰が話しているのだろうと自然と目がいった。

学校の歌ならではと言っていいのかテーマが未来・絆・友情・平和になるのだろう歌詞が教育学習された若人を通して、社会に紛れている大人たちのこころに真っすぐな気持ちが通り抜けてくる。指揮者も上下左右にしなやかに強弱をつけてとても表現豊かだったのが印象的だった。(昔は指揮棒を規則正しく三角や四角をかくようにしていたから,,)そして伴奏者の一人は腱鞘炎になるほど練習したと紹介されていた。それ程みな真面目に一生懸命練習してこの日を迎えていたのだと律せられる思いだ。

「大切なもの」これは全員で歌われた聞いたことのある歌。温かな”ありがとう”が伝わってきた。

三月は始まりを控えた卒業シーズン。みんなの声はもうすでに芽吹いている。

そして冷たい雨は降るごとに暖かい春を連れてくる。

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