空をみて

練馬スパゲティというメニューがある。材料のメインはすりおろした練馬大根とツナをソースとしたヘルシィで給食メニューとしても子供にも人気のある献立なのだ。

毎年11月に農業祭が行われ、白菜・ブロッコリー・大根・人参..それはそれは人に例えると美男美女のようなとても色も形もよく大切に育てられて収穫された野菜たちが机に並べられていたのを見ていた。中に練馬大根が多く展示され、よく?人の脚を大根に例えたりするがこの大根はそのような事はなく、すらっと白くしなやかに伸びているのである。

この地に住むまで見たこと食べたことはなかったのはそのはず、食文化の変化と収穫の難しさ(地中深くまで掘り下げる事と折れやすさがある)から生産自体が少なく貴重な練馬の野菜として地の農家の協力で受け継ぎ作られているそうだ。地産地消で給食に出た、一斉献立なんだと聞いたりするとこれも食育のひとつになっている。練馬スパゲティと検索するとたくさんあがってくるのでそう珍しくないのか・・

ところ変わってサーターアンダギーは沖縄の油であげた砂糖菓子(ドーナツ)。先日一つ一つ楽しく成形しながら見た目ははちみつ漬けされた大き目の紀州の梅干しみたいだなと一個一個置いていたのだが、油であげると下からタコ焼きみたいにポッコリ顔を次々と出し、あげる時には3倍ほど大きくなって店で見る日々の入った茶色く丸い揚げ菓子ができあがる。他もそうだが熱が入ると形が変化する様子はちょっとした実験を見ているようだ。

一つ一つの材料から物が合わさって熱が加えられて一つのものが作られる過程は毎度新鮮、もうしばらく楽しみたいと思う。

↑ '23.11.18 練馬区光が丘農業祭の様子 ↑

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