つい最近の強風でいつもの階段を下ってしばらく行くと銀杏のつぶれた実と葉がびっしりと落ちていた。そして並木をぬけて今度は道路端に枯れ葉がこんもり溜まりジョギングコースの数値にもはらはらと落ちている。そこに空気ジェットのようなもので一気に葉がよけられていた。
道の葉を見て沢山の種類の樹木があるものだなと見ていると大体は蜘蛛の糸に一枚の葉がくっついて風で舞っているのだがこの日は数枚が並んでちょっとだけ重そうに揺れて宙に浮いた葉をおかしく見た。遠くに紅葉している樹もあり。楓は今年も真っ赤に染まるのだろうな..と思いながらふと足元にはやはり落ち葉がたくさんある中そこに既に紅いを通り越した葉が数枚あるのに目がいき何となく拾い上げた。
ここにちいさな秋。少しだけ紅葉狩りの先取りをしたような気持ちになった。
ちいさな秋一枚
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