空をみて

高校時代の旧友やっちゃんに会った。連絡を取り合っていたものの会うのは十年ぶりになろうか。このやっちゃん曰く新大久保は任せといてと、私は降りたことのない駅一つの改札に電車から降りてくる人を待ちわびる沢山の人達の顔の一人になっているところ、人だかりの中から「クロ!」と聞きなれた歯切れの良い呼ぶ声がして互いに「久しぶり!元気だった?」と会話が始まった。

以前に会ったのは千葉の時?いや奈良だっけ..5人グループだった一人一人の名をあげてはいつから会っていないね、そして互いの近況が話題となった。あまりにも会っていなかったのでその時間を埋めるように会話は重なるようにつきず、韓国料理の界隈の中気がつけばお気に入りの店に入る筋に来ていた。どこをどう歩くのか大体を記憶するつもりだったのだが..  沢山のメニューが並ぶ看板前に着き「ここがお勧めのお店(チャムナム家)です。」と入店した。

少し薄暗い店内には木製の机が並び、スクリーンには韓国アイドルグループがセクシーに踊り歌っている姿が映し出されている。早速メニューをのぞき込むなか「マッコリって呑める?」と、「お酒も食べ物は辛すぎなければどれもいけるよ」の返答にサイダー割が美味しいのだと一つ目の注文を確定する。これは職場の先輩のお勧めの呑み方だそうだで色はカルピス色サイダーが相まってほんのり甘く呑みやすいので後に尺で何度もつぐことことになった。二人だからと食べられる量と種類に少しだけ慎重になりながら互いの好きなものお勧めのものをすり合わせ、海鮮チヂミにポッサム、サムゲタン、つきだし?にナムル、キムチカクテキと黒豆があり、話しと食べるのでずっと口を動かすこと4時間程が経っていた。

海鮮チヂミは桜エビがふんだんにトッピングされて香ばしくあてにはもってこいの一品、ポッサムはチャーシューのように蒸した豚肉を葉と香味を包み込み頬張る、もしくはあっさりしているのでチヂミ用の醤油だったがそれにすこし浸して頂いたりしてみた。サムゲタンは鳥の出汁とニンニクの風味が効いてお粥状になったのといい塩梅のスープふんわり柔らかくなった鶏を味わった。中の赤いナツメは「これは身体に良いから食べていい?」というのでやっちゃん食す。

ほかにも興味あるメニューはあったが今回はここまでだねと、次は韓国食材のスーパーへ向かった。ハングル語を見ることはあったがこれだけまとめて目にする事がなかったのでまるで韓国(実際は知らないが..)にいる気分になり、調味料やお馴染みの海苔やらどれ位辛いのだろうと思わせるラーメンの数々置かれている商品を一つ一つ見た。とここで又お勧めが。「これ店で食べ終わったら時々出てくる飴、おこげキャンディー」と教えてくれた。「食べ終わってまた食べ物の飴、飴の食事?! 小腹がすいた時おこげご飯食べた気持ちになれるかも..」と笑いつつ、ごはんものの甘いもの、どんな味だろうと買ってみることにした。実際そのまま,香ばしいお米の飴 どちらの味覚も記憶のあるものを同時に味わえるという不思議な感じもした。

ラーメンの赤いパッケージにハングル文字黄色にハングル文字、スナックの袋に..韓国スーパーなので当たり前だがハングル文字を見ているとこれまた不思議な文字の形態だなと(海外の人から日本語を見たら同じだろう)暫く文字を見ていた。ハングル文字ができる前は漢字が使われていたようだが国全体に広めるのにハングル文字が生み出されたようなのだ。タイ文字も不思議な暗号のような象形文字のような不思議さがあったが国によって文字の違いがあることそれぞれのルーツが気になりつつ、これからは柚子茶が美味しいかなと手を伸ばしていた。

「次はね..」と韓国コスメの建物へ。

気がつけば夕方だった。因みについでに、百人町という名が気になって検索してみたら徳川家康が西部を守るのに鉄砲隊100人をこの地域に留めたことが由来しているとあった。

新大久保は私にとってプチ旅行のような町だった。そしてやっちゃんありがとう。 互いに今だから話せたこともあって驚くようなことも交えつつ溜まった話題ではずんだ上の、流石元ツアーコンダクター案内上手楽しい時間を過ごすことができた。

そう、又来ようということで手を振った。

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