空をみて

最近になってよく動画を見る。中でも音楽と人・動物が自然の中で溶け込んでいる映像を観たのは初めての事、それ以降時々開くのだがいつ見てもやはりへぇと感心するし良いなぁと思って観ている。ポールバートンさんは肖像画家でもありピアニストでもあるアーティスト、娘さんも小さな芸術家として育てられているのが分かる。樹々の中アップライトピアノを置き演奏されている近くではゆらゆら鼻を揺らし脚を前後に動かしている象が立っている。とても穏やかで心地よさそうに聴いている。

象か・・

象の思い出に、子供の頃卒園記念品として箱を開けるまで何の動物が出るか分からなかったが10cm位の大きさの象の顔は薄い紫色、頬の部分が薄いピンク色した帽子掛けを貰った。同じく子供の頃、母がいつの間にか上野動物園にアポを取り園長さん直々に戦時中の象の花子の現実にあった話を聞きに行った事があったなと・・そしてタイの動物園に行けば象のショーがあったし、エレファントズーというのも存在していて象使いがいとも簡単に(見えた)ちょっと痛々しく感じたが、小さな釜もしくは棒を持ち馬に乗るみたいに(たずなはない)象の上にまたがり操っていた。園外でも繋がれていない飼われている象を見たし気が立つと強暴になることもあるとは聞くが、人間から厳しくされているのか上手に世話されているのだろうそこで見た象はみな穏かでいて人と象の距離が近いことが印象的だった。

とても賢い生きものという。記憶力がよく群れで仲間を守るために戦ったり、危険があれば阻止し、迷子になった小象がいれば世話をする。水辺に落ちた象を仲間で助けようとしたり、又能力としては低周波音を聞いて危険を察知できるほかどんな性格の象があそこにいると知ることができる。まるで人のよう、もしかすると人より真っすぐに優しく繊細な面を持っているんじゃないかとさえ思う。強暴になるのは自分達を守る為だからある意味自然なことで。

限られたスペースに鼻を手として使い、耳を開き、脚でその中を前後左右に移動し地を感じている。只走ることはできないがゆったりどっしりとした姿を見せてくれて癒されている。

その園でみる象の目は何を見ているのかと思い、柵があって溝がある先にある小さく動くやさしい目を追っている。

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