ここ数年は近所に図書館があるので家の本棚を見ることをしていなかった。奥には学生時代から使っていた辞書を始め又そこから増えたもの、資料、絵本、左の棚には楽譜や貴重かと思われたレコード・・そして中央に小説類で右上はCDが納まっている。家の本棚は知ったものを眠らせてしまっているのも同然だ。
と、そういえばCDを殆ど聴かなくなったな(コンポが壊れかけ、、)と扉を開けて透明ケースにそれぞれの歌手の写真かイメージの絵を見て、ROSARIOは軽やかな歌声とラテンの空気を運んでくれて、MUSIC BOX WORLDはオルゴールの奥深い低音の響きからの安心感を与えてくれて、YO YO MAのタンゴで躍動感・・そうそうと鳴らさずとも思い出しながらあるCDの歌詞カードを取り出していた。
日ごろは洋楽の詩(心地いい発音)が美しいメロディーや抑揚あるリズム乗ってくるのが好きでよく聴いているが、久しぶりに日本語の「詩」(歌詞)を読んでいるうちに文字たちが心に響いてきた。内容がフィクション・ノン〃であったとしてもどんな経験をされたのだろうと知り得ないことを思いながら追っていく。
詩はポエムとも言われていてことばを使って短く美学的に表現されて、歌はそれを旋律に乗せてうたになる。そういえば唄っていうのもあった。これは昔からある民謡や長唄に島唄。詩歌うた唄。
音楽によって癒されたまに惑わされ、違う場所へいざなって、そして中島みゆきの歌詞に出てくる ・・・・・涙だけが素直 が入り込んでくる。曲だけでも音楽はうた。心に近いものがまだどこかで待っているような気がする、そして音楽は喉が渇けば飲む水みたいなものだなとも思えた。
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