和音とアルペジオというのがある。和音は違った音(高さの違う)を同時に響かせアルペジオはこの和音を分散させて低い音から順に鳴らす奏法のこと。聴き比べると同じ強さの場合 前者は単音より一度に遠くへ振動させて音を届けることができて力強く当然はっきりしていて分かりやすい。後者はポロロロン・・と丁寧な振動になり範囲は広がって波紋のように響いていく。譜面にこのアルペジオが出てきて指番号を間違えると次の音が途切れたり外しやすくなったりするので、何回か試してこれかというのを見つける。曲の終止でこれが表れると余韻が残って落ち着く。
勝手な印象だが真っ青な空と海は和音で雨や雪はアルペジオ。ダイヤモンドは和音でオパールはアルペジオ。大理石も同じ。どこでどうなるか分からないあやふやでもってそこにしかない主張があるのに惹かれたりする。勿論真っ青な空・海もすっきり晴れ晴れどこまでも行けそうでこれまた良いと思う(実際には同色でないし)。あ、それとアクリル画のクリアな感じは和音で一方日本画は・・
何が言いたいか。確信を持って力強く主張できる(和音)人に憧れる自分はアルペジオを練習しているみたいに目的の響かせたい音はあるのに指を間違えては直しての繰り返し、線は見えているけど線を描かずにその回りに点を沢山描いている感じ。曲の場合は練習しているうちに出来るようになっていく(少しだけ)が生きている道は出来たっていうのがないからずっと探っての練習なんだろうと思うが・・漂っている。
終わってほっとしてこんな漠然としたことが浮かんだ。
(*アルペジオを響かせるとは限らないです)
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